2015年4月13日月曜日

「スマホ最適化」の中身とは?

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「スマホに最適化」というのは、私ではまだちゃんとできないというのを日々実感しています。スキルも経験も未熟、というのが一番の原因ではあります。

しかし、そうであってもこの言葉と内容には違和感を感じています。

今回はそんな違和感を言葉にして少し整理。


スマホ最適化の中身


「スマホ最適化」と一言で言い表されていますが、「スマホ最適化」というのはそんなに単純なことなのでしょうか?

個人的にはここに違和感を感じています。なにをどのようにスマホに最適化しているのかがぼんやりしているように思えてなりません。

たとえば、「スマホ最適化」と聞くと以下のような事柄浮かびます。

・「SEO的なスマホ最適化」
・「デザイン的に破綻しないスマホ最適化」
・「機能的なスマホ最適化(プログラムの処理など)」
・「ユーザビリティ的なスマホ最適化」
・「CV的なスマホ最適化」

制作的には「デザイン的に破綻しない最適化」「機能的な最適化」であれば単独で行える作業範囲であると言えるかもしれません。

他方、現在の「SEO的なスマホ最適化」はGoogleの押しつけに思えますので、おそらく取り組む時期によっていろいろ変わる可能性が高く、納品状態のまま恒常的にOKな方策はないと思います。
Googleがbotやクロールの仕組み、評価要素を変更すれば脆く崩れさるのではとも考えていまして、あまりしっかりとしたものができるイメージはありません。

依頼者が本質的に求めているスマホ最適化

依頼者は、表層的には「デザイン的に破綻しないスマホ最適化」「機能的なスマホ最適化(プログラムの処理など)」などの目に見える部分を指して「スマホ最適化」の依頼を出すかと思います。納品物の品質を判断するのもその部分が多いかもしれません。

しかし、本質的に求めているのは「売上げを上げるためのスマホ最適化」である場合がほとんどのはずです。
もちろん、依頼者自身が既に本質的な部分からの検討を行っており、依頼する段階では実際に形にする部分のみを求めている場合もあるでしょうし、一概にはいえませんが。

こういった本質的な部分は「CV的なスマホ最適化」「ユーザビリティ的なスマホ最適化」であり、制作に関するスキルや経験もさることながら、個別のサイトごとに運用しながらデータで判断する部分ではないでしょうか。

実際に運用してデータを取っていれば見えることではありますが、俗に「スマホ最適化のための機能」を付けてもそれが利用されるとは限りません。「少しは利用されているだろう」ですらなく、「ほとんど利用されない」というものあります。
他方、「利用はされていないが表示していることに意味がある」場合もありえます。

この意味では納品段階でスマホ化は完結しません。納品後に最適化の作業がはじまるとさえ言えます。
実行するには、サイトに最終的な責任を持つべき依頼者を主体とした継続的な関わり方が必要となります。納品してそれまででは、本質的な部分の最適化は実現しないでしょう。

故に、その辺りまで関わることがほとんどない現在の自分では、スマホ最適化作業はできないという認識に達してしまいます。
実験サイトの運用でなんとか補おうとはしていますが、実験サイトと受注サイトがまったく同じということはあり得ませんし、結局引き出しを増やすという程度かもしれません。なんら効果的な手を施せないのかもとさえ思うこともありますし、どこまでいっても確かなものは得られないかもしれません。

とはいえ前述でも少し触れましたが、継続的な仕事とならずとも、依頼者としっかり組むことができれば道はあるのではという期待感はあります。

結び


なにかしらの事柄に名称をつけることは非常に有効です。名があれば理解が進み、多くの人の間で共通の認識を持つことが可能となり、多くの人が個別あるいは共同でその事柄に対応することもできるからです。

反面、細かすぎたりおおざっぱすぎる名称は、理解の齟齬を生むリスクが高まります。名称の表す事柄が定まりにくいためです。「スマホ最適化」という言葉はこの種の問題をはらんでいるのではと懸念しています。

補記1:本気でスマホ化をするなら

強い根拠はありませんが、もしも本気でスマホ最適化への対応を行うならば...。

「プロトタイプ作成とユーザー調査を繰り返して本番サイトを作成し、リリース後も定期的な調査と修正を繰り返す」という作業が必要だと考えます。
時間的金銭的なコストによって諸々の回数や形態、手法は変わるでしょうが、少なくとも根拠のない打ち合わせや仮説だけでは作れないと思います。

これらを踏まえて考えた場合、最適化で効果を求めるならば気軽に発注できる額にはならないでしょう。
とはいえ、こういった事柄は特別なことではありません。サイトに限らず、製品やサービスは試作と検証を繰り返して世に出ているわけですから。

もっとも何事にも例外はありますし、可能性をわずかでも高める手段も存在しているものです。そういった過程の結果として「たまたま成功した」というケースは多いかもしれません。
しかしながら、それをもって「これがスマホ最適化だ!」というのは横暴な気がします。

補記2:SEOに似ている

「最適化」と名がつくせいか、SEOに似ているように感じます。

「〇〇というワードで1位にできます!」という売り込みに対して、「1位になった結果売上げは伸びるのか?」と聞くのと同じ状況ではないでしょうか?

もちろん「売上げまで関与できるかどうか」という現実的な問題はあります。スキルや人材にしろ契約内容にしろ、できないのであればできないと明確にするしかありません。

仮にごまかしながらの「スマホ最適化」を行い続けた場合にどういう評価を受けるのか。それこそSEOに対する一部の評価をみれば想像に難くないと思います。

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